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2007/09/25
第12回イブニングセミナー『VC(ベンチャーキャピタル)の投資ポイントとは』開催 (9月25日)

 17:30より、当施設会議室にて、第12回「イブニングセミナー」を開催いたしました。

 『VC(ベンチャーキャピタル)の投資ポイントとは』〜企業の成長戦略に株式公開をどう位置づけるか〜 と題し、水口 啓 (九州ベンチャーパートナーズ株式会社 取締役)氏に講師をしていただきました。

 VC(ベンチャーキャピタル)とは、未公開のベンチャーへの株式投資を行い、IPOや売却でキャピタルゲインが出た場合に、その利益をファンド出資者に分配をするものの、単なる資金提供者ではなく、起業家の成功のための「黒子」として事業成功の後押しをするとして、実際のVC立ち上げから仕組みについて話していただきました。

 また、VCの投資の視点として、@強力な経営陣の組成ができるか(業界知識・経験・人的ネットワーク・片腕など)Aユニークで持続可能な技術ロードマップ(事業)になっているかB成長性が高い市場C現実的な事業計画Dリスクに見合うリターン期待 等があり、期待する起業家像として、情熱・決断力(起業家としての資質)、誠実さ(一般人としての資質)が特に重要と考えられ、その他、高いコミュニケーション能力(リーダーとしての資質)、業界経験・ネットワーク(ビジネスマンとしての資質)等がある。さらに、投資後のVCとの関わりとして、VCの人的ネットワークを徹底的に利用する上でも、適時の情報公開により信頼関係を維持し、悪い情報の報告ほど早いうちに行う等について、投資の失敗事例を中心にお話しして頂きました。

 地域企業、支援機関、入居企業の方々、約15名が集まり、片腕となる人材の確保、投資先の事業計画の乖離に対する対応等について意見交換を行ました。

2007/09/11・12
第9回ビジネスインキュベーションプラザ(BIP)を開催しました

 9月11日12:30より熊本KKRホテルにて、第9回ビジネスインキュベーションプラザのワークショップを行いました。

 BIPにて企業支援の方法論を検討する研究会を設立し、創業・経営革新・新連携・地域資源・産学連携などをどういう風に取り組んでいけば企業が成長していくのだろうかなどを検討していくことを安部IM(大分)より情報提供を行いました。また、「熊本県の産業支援の取組やくまもと大学連携インキュベータ」について当施設IMの木村より発表するとともに、@「経営革新計画承認と新連携認定の促進手法」「中小企業地域資源活用プログラム」「産学官連携支援」についてワークショップを行い、九州全域のIMや熊本の支援機関等が約30名集い、意見交換を行いました。

 9月12日9:30より当施設にて、現地視察を行い、入居企業・商品等の紹介を行い、交流を深めました。

2007/09/11
第25回くまもとベンチャーマーケット「ニ火会」にて鰍l2ウインが発表しました

 熊本KKRホテルにて、第25回くまもとベンチャーマーケット「ニ火会」が開催され、当施設入居者の鰍l2ウインが「発酵技術による農産物の商品開発と販売 〜 ヤーコンへの取組」と題し、ヤーコンパウダー(天然フラクトオリゴ糖含有)のビジネスプランを発表しました。

 約150名が参加され、発酵技術の詳細や販路に関する具体的な提案などの意見を頂くことができました。また、講評としてトーマツ・ベンチャーサポート褐テ賀代表取締役より「限られた場所で作られていることに魅力を感じる。・・・健康食品はその質などをどういう売り方をして消費者に訴えていくか、生産者のヤーコン部会などを活用して、時間と資金が必要になるかもしれないが、いかに話題性につなげていけるか・・・」等がありました。

2007/08/31
『第11回バイオイブニングカフェ(プラスチックが創る未来  農業・食品〜新分野での利用拡大に向けて)を開催』

 18:30より当施設会議室にて、「プラスチックが創る未来  農業・食品〜新分野での利用拡大に向けて」と題して、熊本県立大学 環境共生学部 松崎弘美教授にお話していただきました。

 「生分解性プラスチック」は、通常の使用状況では、一般のプラスチックと同様に使用でき、使用後には、例えば木や木綿と同じように、微生物の働きによって最終的には二酸化炭素と水にまで分解されるとして、レタス畑のマルチフィルム、漁網や縫合糸などの製品例を紹介。

 問題点としては、@典型的な微生物ポリエステルは、化学合成プラスチックと同様な性質をもつものの堅くてもろい。A生産コストが高い。などがあり、また現在製品化されているPLA(ポリ乳酸)によるプラスチックでは、分解速度が非常に遅いため、弾性があり、分解速度が速いものとして、PHA(ポリヒドロキシアルカン酸)を活用し、物性の優れたPHAの生合成などの取り組みの紹介や、食品廃棄など安価な原料からPHA生産を検討し、更なるコストダウンなどの実用化に向けた展開などを話して頂きました。

 その後、40分程度、異業種企業(バイオ関連・農業等)や研究者等産学官の方々約25名が集い、PHAの製品としての均一性、微生物制御による分解スピード、コスト面の削減の可能性などについて意見交換を行いました。

2007/08/21
第11回イブニングセミナー『商品開発におけるUD(ユニバーサルデザイン)の導入』開催(8月21日)

 17:30より、当施設会議室にて、第11回「イブニングセミナー」を開催いたしました。
 『商品開発におけるUD(ユニバーサルデザイン)の導入〜ユーザー視点の商品開発とは〜』と題し、本間 康夫(崇城大学 芸術学部 デザイン学科 教授)に講師をしていただきました。

 デザインとは?現在進行形の実務の世界にあり、こころ(頭)の中にある思いを表現し、もののかたちに表すこととして、ユーザー視点・発想のデザインが求められる現在では、デザイン本来の理念がいかされる時代になってきた。
 そこで、「使い手がほしいと思うモノ、その人になって取り組む」「問題のないところに、デザインのネタはない」として、デザインのプロセスは、@みて、さぐる(観察・分析)Aまとめ、つくる(発想・創造)Bたしかめ、さだめる(検証・評価)Cあらわし、つたえる(表現・伝達)があり、各ステップにおいて、PDCAを実施していくことが重要。また、UDの視点として、多様なヒトへの気づき、選択肢を広げるような視点が必要で、ローテク、さりげないものがキーとなり、片手でも洗濯物が干せる洗濯ばさみや学生との取り組み(大震災等で便利な、ヒトが運べる自転車、仮説トイレ等)など数多くの事例を踏まえて話して頂きました。

 地域企業、支援機関、入居企業の方々、約20名が集まり、学生との取り組みにおける商品開発の進行状況や産業技術センターのUD支援センター等について意見交換を行うとともに、熊本県よりユニバーサルデザイン大賞の案内や別途時間を延長し、上記の洗濯ばさみの開発等の紹介DVDなどを見ました。


2007/07/27
くまもと産業戦略フォーラム2007が開催されました

 10:30より熊本大学工学部百周年記念館にて、「くまもと産業戦略フォーラム2007」〜深化する3つのフォレスト構想〜が開催されました。

 熊本県が推進する3つのフォレスト構想(セミコン・ものづくり・バイオ)の実績と将来展望について、当インキュベーション施設に入居して活動している2社がパネリストとしてそれぞれの思いを発表されました。
<パネリスト>
●櫻井精技株式会社  代表取締役社長 櫻井 一郎 氏
 創業から4代目。社長となった9年間で売上5.8倍、人員を倍増した。その要因は当時(細川知事)の産学官連携施策に呼応したことが大きい。また、社員給与42%引き上げ、Uターン人材の受け皿企業としての展開を意図して実施した。
●株式会社プレシード 代表取締役社長 松本 修一 氏<入居企業>
 自身で創業、自分を知り自分に足りないものを他の企業と一緒にやってきた。仕事が人を育てるという事が実感としてある。思いを行動にして自分を育てる事が大切で、中小企業であればかなり自由に仕事が出来る環境だと言える。
●株式会社ビッグバイオ 代表取締役社長 阪本 惠子 氏<入居企業>
 自社の商品がメジャーの通信販売会社と取引が始まり、東急ハンズなどの店頭に商品が並ぶ。お客様に使って頂き、評価が売上という結果につながる。信じて行ってきた事が事業とし認められとても嬉しい。
などを話され、下記などの意見がでました。
・ものづくりは人づくりから始まる、人材育成が急務であり、今後様々な形で人材を育てていくための政策が必要で、人材を県外へ流失をさせない県内の受け入れ態勢の構築が望まれる。特に高専や工業高校生等の比較的早い段階での育成が重要ではないか。
・産学官連携がキーワードで、県は細かい政策まで配慮して考えて欲しい。

2007/07/10
第10回イブニングセミナー『始めよう海外取引』開催しました(7月10日)

 17:30より、当施設会議室にて、第10回イブニングセミナーを開催いたしました。
 『始めよう海外取引 〜輸出実務の基礎と成功のポイントについて〜』と題し、JETRO/輸出有望案件発掘専門家 吉本 博樹 氏に講師をしていただきました。

 国内と海外との取引で大きく異なる内容は、@言葉A文化B距離(コミュニケーションはメールが多くなる)C相手が信用できるか? であるとし、
 輸出に対する心構えは、@なぜ輸出したいのか。(日本で売れないからという理由では失敗する。)A輸出に耐え得る商品、技術かとして、独自性があり、まねされないか。現地ニーズはあるか。B契約になった時にフォローができるか。C国内での拡販とどちらが優先か。@Cに関しては、経営者の明確なコミットメントの上で取り組むことが重要で、
 どの国に、何年計画で目標はどのくらいかを計画を練るとともに相手国でのマーケットの把握、拡販プラン(どのようにサンプル出荷するか予め検討しておくなど)を策定していく。
 成功する案件の要素は、@国内での実績がある。A計画がしっかりしている。B現地のニーズを把握しているか。C語学は問題ないか。などを紹介して頂きました。

 地域企業、入居企業の方々、約25名が集まり、海上・空運搬に関わる費用・保険や乙仲さんの役割や関税を踏まえた輸出計画のテクニックなどについて意見交換を行いました。

2007/07/03
『第10回バイオイブニングカフェ(チーズの機能性と「バイオチーズ」の創製〜熊本県産牛乳の利用拡大に向けて〜)』開催

18:30より当施設会議室にて、「チーズの機能性と「バイオチーズ」の創製〜熊本県産牛乳の利用拡大に向けて〜」と題して、九州東海大学 農学部 井越 敬司 教授にお話していただきました。

発酵乳製品は昔から健康に良い食品と言われ、ヨーグルトは2400億円市場と成熟してきているが、より発酵させたチーズについては、成長産業としてとらえ、その機能性について、ほとんど明らかにされていないこと(チーズの消費が多いフランスでは、機能性よりおいしさを求められている)から研究を実施し、チーズの熟成過程で生じるペプチドに抗酸化作用等があること、整腸作用、高血圧予防、ガン、胃潰瘍などへの効果検証をしているなどの紹介をして頂きました。また、熊本県の牛乳生産量西日本一であり、熊本発のおいしく、健康によい発酵乳製品の開発も手がけたいとお話しして頂きました。

その後、バイオ関連の研究者や企業等の方々約25名が集い、原料である生乳の違いによる機能性やチーズの抗酸化能について意見交換を行いました。

2007/06/29
平成19年度くまもと大学連携インキュベータ交流会の開催しました

 6月29日(金)17:30より、当施設会議室にて、当施設の入居者・支援機関の交流会を2部構成で実施しました。
 第一部として、新規入居企業の紹介、入居者同士の事業概要を知ることで企業同士の横のつながりの強化、関係機関との連携の強化を目的に、1社5分の入居者・施設プレゼン(会社概要、スタッフ紹介等)や関係機関の紹介(地域資源活用プログラムの紹介や関係者からのコメント)を実施しました。(反省:予定時間をかなりオーバーした。13社中9社時間オーバー)
 第二部として、約60名が集い懇親会を実施し、めいめい様々なディスカッションに花を咲かせていいました。「入居企業同士の活動を把握することができ、お互い発憤させ合い、切磋琢磨していきましょう」と(株)ビッグバイオ阪本社長より締めの言葉を頂きました。
 皆様、ご協力ありがとうございました。

2007/06/20
国際バイオフォーラム・新連携/モノ作りフォーラムにて施設・入居者紹介(6月20日)

6月20日から22日の間、東京ビッグサイトにてアジア最大のバイオイベント国際バイオフォーラムが行われ、独立行政法人中小企業基盤整備機構ブースにおいて、当施設・入居者の紹介を行いました。また、6月19日から20日の間、東京国際フォーラムにて新連携/モノ作りフォーラムが行われ、入居企業「株式会社ビッグバイオ」が出展し、多数の来訪者が訪れました。

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