2007/06/18 | - 第9回イブニングセミナー『「会社法」と「税制改正」の留意点と活用ポイント』開催
17:30より、当施設会議室にて、第9回「イブニングセミナー」を開催いたしました。 『「会社法」と「税制改正」の留意点と活用ポイント』と題し、岩下特許会計事務所 代表 岩下卓司氏に講師をしていただきました。 施行から1年経過した「新会社法」の改正内容の周知と運用がどのようになされているか、@会社設立の容易化として、既存の有限会社(特例有限会社)の位置づけと新法に沿った変更手続き、最低資本金特例制度の撤廃。A経営の機動性・柔軟性として、合併の新手法の三角合併については新株予約権(ストックオプション)を利用した外国企業のデュポンを一例に、防衛策などの事例。B経営の健全性等として、経営者の責任範囲の明確化及び役員の任期と員数の見直し(取締役・監査役の任期を10年まで延長することができるが、外部の信用度から見ると運用は考慮する必要がある)等、事業者の視点に立った紹介して頂きました。 また、商号規制撤廃による同一商号に対する商標の重要性や、税制改正として設備投資などの減価償却制度の改定(残存価格は廃止、定率法償却率が2.5倍)により、資産別・事業所別に定率法と併せ定額法の比較検討が必要、役員給与の取り方やエンジェル税制等の紹介をして頂きました。 地域企業、支援機関、入居企業の方々、約15名が集まり、新会社法施行後の企業運営の実態を踏まえ、自社の経営基盤強化等について意見交換を行いました。
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